2011年3月11日金曜日
旅の終わりのご報告
三年間に及ぶ、風博士の風まかせツアー、見守っていただき、本当にありがとうございました。
よく聞かれます、「旅がおわったら、どこに住むの?」
住所不定生活が終われば、どこかに住むのは当然でしょう。
そう、確かに。
確かに、僕は定住します。
ただし、定住先の住所は、身体の住所じゃなくて、心の住所です。
そうです、わたくし、本日(2011年3月2日)、婚姻届を提出して参りました。
旅の終わりに、生涯の伴侶を得たのであります。
彼女とは旅の道中で出会いました。
生活が生活ゆえ、会う事も自由にはままなりませんでしたが、会うたびに、この人と生涯やって行くのだという想いを強くしました。
旅の終わりの節目に入籍したいと言うと、彼女は素直に喜んでくれました。分かっちゃいましたが、改めてなんていいやつだ、と思いました。心底、愛しています。
というわけで、この結婚の報告をもって、 三年間に及ぶ風博士の風まかせツアー、締めの報告とさせてください。
もちろん、風博士、続けます。
これが、2010年頭の所信表明へのアンサーです。
正直に言って、家庭を安定的に回せるほど収入の確証があるわけではありません。
おそらくは、平坦な道のりではないでしょう。
でも、大切なのは、例えば紙一枚の確証よりも、それを目指す心持ちであること。
気張り過ぎず、そうで在ること。
それが旅に出て得た僕の確信です。
最後に音楽に。
飽き症な僕が、音楽はどこまでやっても面白い。
まだまだ作りたい曲があるし、アルバムの構想もあるし、弾いてみたいギターの奏法もある。出したい声のトーンもある。いろんなアーティストとも一緒にプレイしたいし、バンドだってしたい。コラボレーションもしたい。
音楽は、奥を見れば見る程まだ先があって、飽きることがない。
その情熱がなくなるまで、僕は音楽を続ける。
今後の具体的な活動予定ですが、
3月10日に、18:00からのNHK京都のニュース番組に出演します。
残念ながら、京都でしか見ることができませんので、見たい方は是非NHKに投書してください(^-^)
3月20日には、長野のネオンホールでライブ。
後輩みたいな友人が、彼の卒業記念ライブに呼んでくれました。
大きな予定は、3月はレコーディングをして、4月・5月は長野にて色々雑務をこなし、初夏に新譜が発表できたら、それをもって、長野を後にし、旅に出ようと思います。また旅って、あんた、なんのこっちゃいな(^^ ;
しかも今度は、嫁も一緒です。
ますますなんのこっちゃだな(^^ ;;;
てなわけで、
風博士の風まかせツアー、これにて終了。
三年間、ご声援ご愛読、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
2011年3月2日、杉山拓、愛にあふれて。
2011年3月10日木曜日
新ブログ開設のお知らせ
風博士の風まかせツアー終了にともなって、このブログの更新はもうありません。
これからの更新は「新・月にムラッとくるも」でやります。
http://kazehakase.blogspot.com/
よろしくどうぞ〜
これからの更新は「新・月にムラッとくるも」でやります。
http://kazehakase.blogspot.com/
よろしくどうぞ〜
2011年3月7日月曜日
風豆くんが行く 最後の京都編
♪風豆くんが今日も行くよ〜
テルヨさんともうひとり、風豆くんの生みの親、ガケ書房スタッフのねねこさん。彼女がテルヨさんに依頼して、風豆くんは生まれたのでした。おかげで、旅がひとつもふたつも、楽しいものになりました。ありがとう。
ガケ書房ワンマンの後、私も豆ずきん持ってる、と言いにきた、風ファンの最古参のひとり、53年会のくままきちゃん(そう呼んだことないけどな)。んじゃ写真撮らせて!っていったらめちゃくちゃ恥ずかしがって、悪かったなあ。なんとか一枚撮らせてくれました。ありがとう。これからもよろしくな。
そして、最後は、なんとテルヨさんご本人の登場!!!
治療のため、剃髪しておられて、その姿は拝んでしまいたいくらいだった。
彼女の笑顔のほんとうに素敵なこと!!!
とても重い病気と闘病中とは思えなかった。
たくさんの人に想われ、それを素直に受け止め、力にしているテルヨさんをみて、なんて美しい人なのだろうと感動した。
テルヨさん、ありがとう。
全国の豆親とその予備軍たちと共に、あなたの快復を、心から、信じています。
そしたら一緒に旅しよう(^ ^)
テルヨさんのブログ
http://mamezukin.jugem.jp/?eid=
豆ずきんの公式ホームページ
http://mamezukin.ciao.jp/
2011年3月2日水曜日
粋歌 vol.10 終了!
あいにくのお天気だったけど、
満員御礼!
そして、
たくさんのメールや、
メッセージ、
差し入れ、
ほんとうにありがとう。
いまはバタバタですぐには返事できないけど、ちゃんと届いてるよ。ゆっくりとお返しするね
イベントは、五時間ちかくもやっていたよ。
やっぱりさらさ花遊小路、本当によいお店だよね。
そして、どの出演者のステージも素敵だった。
風博士は、総勢七人、野郎だけの風バンドも、楽しすぎて…
ハッピーな空間に包まれていました。
というのもね。
(つづく)
2011年3月1日火曜日
1095日目、三年の旅の千秋楽に
とうとう、風博士の風まかせツアー、千秋楽であります。
・
2008年3月2日、京都は五条大橋の上から、住所不定ツアーが始まった。
母との約束で、旅は三年間の限定だった。十年以上住み親しんだ土地との別れだった。
出発のとき、淋しさとワクワクが半々に入り混じった不思議な気持ちだったけど、不安はまったくなかった。それよりも面白さが勝っていた。
三万円という少ない所持金がより笑えた。
CDを発注して、荷物を整理して、いろいろしたら、三万円しか残っていなかった。
そのうちの一万円で青春18切符を買い、もう一万円で「京都のおかん」のところに行ってカバンを買い、伏見稲荷に寄っておみくじをひいて、「方がく 南の方よし」の文字をみて、残った一万円を握りしめて、南行きの電車に乗った。
すべてが、ついこの間のことのように思える。
・
僕は、かつてのブログでこう宣(のたま)った。「人生はギャグのごときものである」と。今もその想いは変わらない。変わらないどころか、三年間の旅を経て、より一層その想いを強くする。何故なら人生一回こっきり、悲しく過ごすより楽しく過ごした方がよいからだ。生きることが死ぬまでの暇つぶしだとしても、暇のつぶし方には工夫があってよい。
三年間、いろいろあった。
人の生活の三年間を一言でまとめることなど到底無理だし、野暮だ。
ましてや旅していたんであるから尚更だ。
それを敢えて、一言で言うなら、「楽しかった」。
本当に、旅に出てよかった。
・
そして、とうとう、旅の最後を迎える。
昔なじみのカフェ、さらさでライブパーティだ。
ずっとこの日が待ち遠しかったような、できれば来て欲しくなかったような、複雑な気持ちだ。
この三年を思うと、いくつもの顔が浮かぶ。
大きな病気をすることなく旅することができたのは、みなさんのおかげです。
ライブに来てくれたひとたちのおかげです。
音源を買ってくれたひとたちのおかげです。
旅先で出会ったひとたちのおかげです。
これを読んでる、あなたのおかげです。
本当にありがとう。
どうか皆さんに、素敵なことがありますように。
(2011年3月2日に、最後の書き込みをします)
・
2008年3月2日、京都は五条大橋の上から、住所不定ツアーが始まった。
母との約束で、旅は三年間の限定だった。十年以上住み親しんだ土地との別れだった。
出発のとき、淋しさとワクワクが半々に入り混じった不思議な気持ちだったけど、不安はまったくなかった。それよりも面白さが勝っていた。
三万円という少ない所持金がより笑えた。
CDを発注して、荷物を整理して、いろいろしたら、三万円しか残っていなかった。
そのうちの一万円で青春18切符を買い、もう一万円で「京都のおかん」のところに行ってカバンを買い、伏見稲荷に寄っておみくじをひいて、「方がく 南の方よし」の文字をみて、残った一万円を握りしめて、南行きの電車に乗った。
すべてが、ついこの間のことのように思える。
・
僕は、かつてのブログでこう宣(のたま)った。「人生はギャグのごときものである」と。今もその想いは変わらない。変わらないどころか、三年間の旅を経て、より一層その想いを強くする。何故なら人生一回こっきり、悲しく過ごすより楽しく過ごした方がよいからだ。生きることが死ぬまでの暇つぶしだとしても、暇のつぶし方には工夫があってよい。
三年間、いろいろあった。
人の生活の三年間を一言でまとめることなど到底無理だし、野暮だ。
ましてや旅していたんであるから尚更だ。
それを敢えて、一言で言うなら、「楽しかった」。
本当に、旅に出てよかった。
・
そして、とうとう、旅の最後を迎える。
昔なじみのカフェ、さらさでライブパーティだ。
ずっとこの日が待ち遠しかったような、できれば来て欲しくなかったような、複雑な気持ちだ。
この三年を思うと、いくつもの顔が浮かぶ。
大きな病気をすることなく旅することができたのは、みなさんのおかげです。
ライブに来てくれたひとたちのおかげです。
音源を買ってくれたひとたちのおかげです。
旅先で出会ったひとたちのおかげです。
これを読んでる、あなたのおかげです。
本当にありがとう。
どうか皆さんに、素敵なことがありますように。
(2011年3月2日に、最後の書き込みをします)
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