2009年3月29日日曜日
2009年3月27日金曜日
音をあつめて14 No.049 卯建の町の水琴窟
今回の音風景は・・・

というわけで聴いていただきましょう。これが卯建の町の水琴窟の音であります。
なぜか今井家にあった日本一の羽子板・・・
岐阜県美濃市にある、江戸時代に栄えた商家、旧今井家にある水琴窟の音色。
ところで、
「卯建」
と書いて、なんと読むか皆さんご存知?
僕は知らなかった。
これで、「うだつ」と読むんです。
この「卯建」、江戸時代に隣接した町家の間に作られた防火壁のことで、今現在はほとんど残っていないらしんだけど、今回の音風景の舞台である美濃市にはまだ少なからず残ってる。ご存知の慣用句、「うだつのあがらない」とは元々、防火壁も立てられないくらい儲かってない、という意味なんだそうで。転じて、ぱっとしねえ、と。確かに、この卯建、非常に洒落ておりました。

うだつ
うだつのあがる街並み。
音風景の水琴窟は、このうだつのあがる街並みの「旧今井家」にあります。
ちなみに、旧今井家に入るには、入場料200円が必要です。
(仕方なく)200円払って中に入ると、そこは立派な昔の商家でありました。事情を説明すると、水琴窟はどうやら奥の庭にあるそうで。
これが水琴窟
というわけで聴いていただきましょう。これが卯建の町の水琴窟の音であります。
いやー、キレイな音色。すこし倍音がかってますか。
なんでも、昔は、お手洗いのあとの手洗い場の下にこの水琴窟を設置して、お手洗いが済んですっきりした人の心をさらにすっきりさせていたそうです。風情があるね。
というわけで今回の音をあつめてはここまで。
次回はどこになるのかな・・・
おまけ
程のよい街、岡崎
岡崎はなんとも程のよい街だ。まず、広さが程よい。そして、田舎具合、都会具合も、ちょうど程よい。市の中心部には程よく川が流れ、岡崎城がちょこいと程よく鎮座している。街は全盛期の面影を少し残しつつ程よく廃れており、そんな中に、ぽつっと、こんな店があったりする。
ライブ前に、Ragslowのウラくんに岡崎を案内してもらう。岡崎美術館でちょうど僕好みの展覧会をやっているというので見に行った。
「あら、尖端的ね。」と題されたこの展示会は、大正末期、昭和初期の洒落た商業的な資料をあつめた展示会で、敬愛してやまない武井武雄の作品もあり(一点しかなかったが・・・)、存分に楽しんだ。当時の創作物が、今現在やたらとおしゃれであるというのは単純に面白い。またこの時代の、創作にかける熱い息吹を随所に感じ、たいへんよかった。
そして、少し車を走らせれば、こんな素敵なお店があったりするのだ。
実にうまかったハンバーガー(Teppan Cafe ROB)。
岡崎は、これからも、大都会名古屋と産業都市豊田に挟まれて、とってもいい具合に発展していくんだろう。程よく、いい街なんだなあ、と思う。今回出会った方々も、なんとなく肩の力が程よく抜けていて、心地よい。
ちなみに岡崎は、徳川家康生誕の土地だ。市の中心にある岡崎城で家康は生まれた。喜び勇んで行ってみると・・・

そんなこんなでライブも程よく始まり、アンコールも程よく二回頂いて、アルコールに程よく酔った僕はたいそう気持ちよく歌いました。
ありがとう。
また逢いましょう。
2009年3月25日水曜日
2009年3月24日火曜日
名古屋にて
いやーそれにしてもよかった、WBC。
試合後のイチローのインタビューがまたよかったですね。
曰く、一皮向けた気がする、と。
曰く、すべてのひとに感謝、と。
なんともいい顔でした。
すごいよね。
さて、名古屋では三日間、R-base cafeにて唄いました。
聴いてくださった方々、ありがとうございます。
それにしても名古屋は見目麗しい方々がたくさんいらっしゃいますねー。
楽しい日々でありました。
今回、『日暮しグルーヴィアン』の委託先が、新たに二件増えましたよ。
まずは福岡筑豊にある、Cafe Arabica。
風博士の風まかせ第一章でお世話になった、まんず素敵なカフェです。
次に、名古屋にある雑貨屋さん、chez mimi。
今回の名古屋のイベントを企画したmimiさんのお店です。
みなさまよろしくお願いいたします。
てなわけで、僕はそろそろ次の土地に向かいますよ。
ちゃおす!
試合後のイチローのインタビューがまたよかったですね。
曰く、一皮向けた気がする、と。
曰く、すべてのひとに感謝、と。
なんともいい顔でした。
すごいよね。
さて、名古屋では三日間、R-base cafeにて唄いました。
聴いてくださった方々、ありがとうございます。
それにしても名古屋は見目麗しい方々がたくさんいらっしゃいますねー。
楽しい日々でありました。
今回、『日暮しグルーヴィアン』の委託先が、新たに二件増えましたよ。
まずは福岡筑豊にある、Cafe Arabica。
風博士の風まかせ第一章でお世話になった、まんず素敵なカフェです。
次に、名古屋にある雑貨屋さん、chez mimi。
今回の名古屋のイベントを企画したmimiさんのお店です。
みなさまよろしくお願いいたします。
てなわけで、僕はそろそろ次の土地に向かいますよ。
ちゃおす!
2009年3月20日金曜日
2009年3月19日木曜日
木場にて

本日は木場にて、写真撮影。
立ち寄った公園で出会った彼らと集合写真。
右手ひらひらは、風博士のフリだそうです。
楽しいひとときでありました。
それにともなって、公式のTOP画像も変更になったぞ。
http://www.kazehakase.info/
ありがとう、fourteens、よき青春を。
2009年3月18日水曜日
風博士の風まかせ 第二章 旅立ち
鞘から抜いたはずの覚悟が、無残にもへちゃげいたことに気がついたのは、愚かにも、ステージに立った後であった。
帰路は、激しい自責の念との戦いであった。
あの旅の、あの日々の、あのグルーヴは、なんだったのだ?意味がなかった?まさか。そうではないだろう。ミュージシャンであるために始めた旅で、実感として、自分はミュージシャンであると感じていた、あの日々は幻だったとでも?
そういえば、そもそもこういった自問自答を旅の道中でしたことはなかった。考えに考えた挙句、考えることを放棄するために旅に出たのだから、当たり前だ。その結果、僕は、まがりなりにも、ミュージシャンとして生きることができたのだ。
実は、旅に出てから、自問自答がむっくりと鎌首をもたげたのは、このときが最初ではなかった。ふと「あれ、おれ自問自答してる」と感じたのは、両脇に姪たちを抱え、「おかあさんといっしょ」を観ながら、「ぱわあっぷ」しているときだった。
愛に溢れた眩しい日々のなかで、鞘から抜いた覚悟はその剣先を鈍らせ、なまくらになっていった。主夫とは、自分の人生を第一義にする存在ではない。家族の人生を第一義にしてこそ、主夫なのである。己の表現を自分の第一義に据えるのであれば、そうでなかった日々に、なまくらになってしまったとしても、仕方のないことなのではないのだろうか?
しかし、ここで、もう一度問おう。
君の覚悟は、そして君の表現は、愛でもって、鈍ってしまうような、そんな類のものなのか?
そうではない。
断じて、そうではない。
自分の二十歳の言葉を思い出す。
「ロゴスとパトスの折衷点を突きぬけろ」
この表現は稚拙である。何を言いたいのか、いまいち伝わらない。が、しかし、言いたいことは、分かる。ある程度は伝わるはずだ。自分の中だけ言えば、二十歳のころに感じていたことと、いま感じることの根幹は、変わってなどいないのだ。だとすれば、愛でもって表現を輝かしてこそであって、その逆では、報われない。
だから、俺の愛は、止まらない。
帰路は、激しい自責の念との戦いであった。
あの旅の、あの日々の、あのグルーヴは、なんだったのだ?意味がなかった?まさか。そうではないだろう。ミュージシャンであるために始めた旅で、実感として、自分はミュージシャンであると感じていた、あの日々は幻だったとでも?
そういえば、そもそもこういった自問自答を旅の道中でしたことはなかった。考えに考えた挙句、考えることを放棄するために旅に出たのだから、当たり前だ。その結果、僕は、まがりなりにも、ミュージシャンとして生きることができたのだ。
実は、旅に出てから、自問自答がむっくりと鎌首をもたげたのは、このときが最初ではなかった。ふと「あれ、おれ自問自答してる」と感じたのは、両脇に姪たちを抱え、「おかあさんといっしょ」を観ながら、「ぱわあっぷ」しているときだった。
愛に溢れた眩しい日々のなかで、鞘から抜いた覚悟はその剣先を鈍らせ、なまくらになっていった。主夫とは、自分の人生を第一義にする存在ではない。家族の人生を第一義にしてこそ、主夫なのである。己の表現を自分の第一義に据えるのであれば、そうでなかった日々に、なまくらになってしまったとしても、仕方のないことなのではないのだろうか?
しかし、ここで、もう一度問おう。
君の覚悟は、そして君の表現は、愛でもって、鈍ってしまうような、そんな類のものなのか?
そうではない。
断じて、そうではない。
自分の二十歳の言葉を思い出す。
「ロゴスとパトスの折衷点を突きぬけろ」
この表現は稚拙である。何を言いたいのか、いまいち伝わらない。が、しかし、言いたいことは、分かる。ある程度は伝わるはずだ。自分の中だけ言えば、二十歳のころに感じていたことと、いま感じることの根幹は、変わってなどいないのだ。だとすれば、愛でもって表現を輝かしてこそであって、その逆では、報われない。
だから、俺の愛は、止まらない。
2009年3月16日月曜日
2009年3月13日金曜日
主夫修行
こんにちは、風博士の杉山(33歳主夫志望)です。
主夫修行の毎日であります。
今日は、姪っ子を連れて、三人で買い物に出かけました。
二人いるのでお出かけにも一苦労であります。
ちなみに、姪っ子たちの母である我が妹は、ここぞとばかりに教習所に通って免許を取得を図っておるので、いないのであります。
三人で歩く外は気持ちがよい。
彼女たちの目線は低いから、大人じゃ到底気がつかないような、小さな花を見つけて、あ、あ、はな、あ、はっぱ、とか言ってる。
彼女たちにとっては毎日が新しく冒険のようなものだろう。
(僕たちにとってもそうであるはずだ)
日毎に使う単語が増えていく。
昨日は、とうとう、大声で、「おーたん!」と僕を呼んでいた。
(ママは卒業したのである)
買い物の帰り、近所の公園で遊んで行く。
おどろかしてやろうと、ブランコを超高速で動かすが全く動じない。
むしろ、きゃっきゃっきゃっきゃっと喜んでいる。
もっとやれとせがまれる。
つかれるまでやる。

どうやら二人で何か話している。
何を話しているのかは分からない。
まるで秘密の暗号のよう。
僕の主夫ぶりの評価でもしているのだろうか。
あまりに微笑ましい。
元気でね、二人とも。
というわけで、もうすぐ東京ライブ、その後は、本格的に、放浪ツアーの再開であります。
みんなに会いに行きます。
主夫修行の毎日であります。
今日は、姪っ子を連れて、三人で買い物に出かけました。
二人いるのでお出かけにも一苦労であります。
ちなみに、姪っ子たちの母である我が妹は、ここぞとばかりに教習所に通って免許を取得を図っておるので、いないのであります。
三人で歩く外は気持ちがよい。
彼女たちの目線は低いから、大人じゃ到底気がつかないような、小さな花を見つけて、あ、あ、はな、あ、はっぱ、とか言ってる。
彼女たちにとっては毎日が新しく冒険のようなものだろう。
(僕たちにとってもそうであるはずだ)
日毎に使う単語が増えていく。
昨日は、とうとう、大声で、「おーたん!」と僕を呼んでいた。
(ママは卒業したのである)
買い物の帰り、近所の公園で遊んで行く。
おどろかしてやろうと、ブランコを超高速で動かすが全く動じない。
むしろ、きゃっきゃっきゃっきゃっと喜んでいる。
もっとやれとせがまれる。
つかれるまでやる。
どうやら二人で何か話している。
何を話しているのかは分からない。
まるで秘密の暗号のよう。
僕の主夫ぶりの評価でもしているのだろうか。
あまりに微笑ましい。
元気でね、二人とも。
というわけで、もうすぐ東京ライブ、その後は、本格的に、放浪ツアーの再開であります。
みんなに会いに行きます。
2009年3月2日月曜日
『日暮しグルーヴィアン』発売!!
いよいよ発売!
発売記念動画をご覧ください。
注文はこちらから
http://www.kazehakase.info/shop.html
今回は歌詞カードもきちんとついてます
広報レディーも、ずいぶん大きくなったでしょ?
(→去年の発売記念動画をみる)
そんな彼女たちのオフショット。
そんなこんなでみなさんよろしくお願いします!
発売記念動画をご覧ください。
注文はこちらから
http://www.kazehakase.info/shop.html
今回は歌詞カードもきちんとついてます
広報レディーも、ずいぶん大きくなったでしょ?
(→去年の発売記念動画をみる)
そんな彼女たちのオフショット。
そんなこんなでみなさんよろしくお願いします!
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