岐阜県美濃市にある、江戸時代に栄えた商家、旧今井家にある水琴窟の音色。
ところで、
「卯建」
と書いて、なんと読むか皆さんご存知?
僕は知らなかった。
これで、「うだつ」と読むんです。
この「卯建」、江戸時代に隣接した町家の間に作られた防火壁のことで、今現在はほとんど残っていないらしんだけど、今回の音風景の舞台である美濃市にはまだ少なからず残ってる。ご存知の慣用句、「うだつのあがらない」とは元々、防火壁も立てられないくらい儲かってない、という意味なんだそうで。転じて、ぱっとしねえ、と。確かに、この卯建、非常に洒落ておりました。
うだつ
うだつのあがる街並み。
音風景の水琴窟は、このうだつのあがる街並みの「旧今井家」にあります。
ちなみに、旧今井家に入るには、入場料200円が必要です。
(仕方なく)200円払って中に入ると、そこは立派な昔の商家でありました。事情を説明すると、水琴窟はどうやら奥の庭にあるそうで。
これが水琴窟
というわけで聴いていただきましょう。これが卯建の町の水琴窟の音であります。
いやー、キレイな音色。すこし倍音がかってますか。
なんでも、昔は、お手洗いのあとの手洗い場の下にこの水琴窟を設置して、お手洗いが済んですっきりした人の心をさらにすっきりさせていたそうです。風情があるね。
というわけで今回の音をあつめてはここまで。
次回はどこになるのかな・・・
おまけ
なぜか今井家にあった日本一の羽子板・・・
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