2009年4月13日月曜日

音をあつめて15 No.067 春日野の鹿と諸寺の鐘

本日は京都から奈良にちょっと足を伸ばしてみたぞ。
もちろん、音をあつめに…

今回の音風景は、「春日野の鹿と諸寺の鐘」ってことで複合タイプです。
今回はそのなかから、興福寺の鐘の音をお届けします。
(しか、いたんだけど、鳴かないんだもん・・・)

さて、音風景の現場に行く前に、観光センターに立ち寄って情報収集。
するとそこにいたのは、キモかわキャラとして一部で絶大な人気を誇る「せんとくん」。
これかあ!と思い、一緒に記念撮影をお願いする。



たしかに異様ですが、よくみれば可愛い。
で、観光センターの方に音風景について聴いてみるも、やはりご存じない。
音をあつめていて思いますが、現地の方でもこのこと知ってるひとあんまりいない。
まあ、そんなもんなのかな?

で、一番近い興福寺の鐘が聴けるということで、早速向かいました。
近鉄奈良駅より徒歩5分(近!)





興福寺は世界遺産に登録されているそうです。
奥へとすすむと、あった、鐘台。
今までの(たとえば三井の晩鐘)よりは小ぶりですな。



近くの寺守さんに話を聴くと、どうやらこのおじさんが叩くようだ。
六時ちょうどにリズムよく、六回たたくそうな。
どんな音がするんでしょう。

五時ごろだったので、また来ますと告げて、一時間くらい、興福寺のすぐ裏にある池を眺めて過ごす。
六時前に戻ると、おじさんが準備してました。



それでは、お待たせいたしました。
環境省選定、残したい日本の音風景100選のひとつ、「春日野の鹿と諸寺の鐘 」の中から、「興福寺の鐘の音」をお楽しみください。








今回の音風景、いかがでしたでしょうか。

大変いい音でしたね。
鐘の音とともに、近くのカラスたちがいっせいに飛び上がって、夕日を舞っていた。


最後に、鐘突きのおじさんの暦年のインパクトの一枚を。



すばらしいスイングだった。



<アクセス>
近鉄奈良駅から徒歩5分。
興福寺の庭にも鹿がいますが、もっと行けばたくさんいるらしい…

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